2008年08月19日

キチン・キトサンの種類

イカキトサンの原料となるキチンには、分子の違いからα(アルファ)・β(ベータ)・γ(ガンマ)型の3種類があり、そのキチンから作られるキトサンにも違いがあります。

α型キトサン:カニやエビなどに含まれるキチンはα型で、自然界に最も多く存在します。
β型キトサン:β型キトサンは、イカの軟骨などに存在するだけで、その量は少量です
γ型キトサン:γ型キトサンは、α・βの混合型で、これもイカの胃の中に存在する程度です。

これまでキチン・キトサンの実用化例は、カニやエビの甲殻由来の安定的な結晶構造を持つα型がほとんどでした。これはカニやエビの殻が豊富に入手できたためですが、最近、イカに含まれるβ型の結晶構造を持つキチン・キトサンが、カニやエビのα型とは異なる特性を持つことが解明されました。

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2008年07月30日

脱アセチル化とは

キチン・キトサンの製品でよくみるのが「脱アセチル化度」です。

脱アセチル化度とは、キチンからキトサンに加工する際の精製度を表します。
例えば、脱アセチル化度80%では、キトサンが80%で、残り20%がキチンの状態になります。脱アセチル化度が100%に近いほど純粋なキトサンと言えます。

また、キチン・キトサンの分析表では、「DAC ○%」のような表記がありますが、これが脱アセチル化度示す数値になります。
脱アセチル化度は、ポリビニル硫酸カリウム水溶液(PVSK)を用いて、コロイド滴定で調べる方法があります。

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2008年07月24日

日本での取り組み

イカキトサンに代表されるキチン・キトサンは、日本では1982年に農水省の「未利用生物資源・バイオマス」開発10ヵ年計画で、キチン・キトサンの研究がスタートしました。

また、1985年には文部省(現在の文部科学省)が約60億円を投じ、全国13の大学でキチン・キトサンの基礎・応用研究が奨励されました。

以降、キチン・キトサンの研究は急速に進展し、1986年には鳥取大の平野教授が、動物実験で血中コレステロール及び中性脂肪値の減少効果を確認、1992年には水産庁の依頼により、愛媛大学の奥田教授らが食塩摂取による血圧上昇抑制効果を発表しました。

同年、チェルノブイリ原発事故による放射能後遺症に対する臨床研究も開始されました。

1993年には、国立健康・栄養研究所が、人体でのコレステロール低下作用を確認するなど、生活習慣病対策に欠かせない機能性素材として認知されています。

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2008年07月23日

キチン・キトサンの歴史

イカキトサンに代表されるキチン・キトサンの歴史をご紹介します。

キチンは、1811年にフランスのブラコノーによってキノコから単離され、ファンジンと命名されていましたが、その後、オヂールによって、ギリシャ語の「封筒」を意味する『キチン』と命名されて現在に至ります。

その後、1859年にユーゲによりキトサンが発見され、1894年にホッペ・ライザーに『キトサン』と命名されました。そして、1977年には第1回キチン・キトサン会議が米国で開催され、世界的に注目を浴びるようになりました。

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2008年07月04日

キチン・キトサンとは

イカキトサンで知られるキチン・キトサンは、キチンとキトサンの混合物です。

キチン・キトサンの成分をみると、キチンは、N−アセチルグルコサミンが5,000以上結合した分子量100万以上の多糖です。
キチンのN−アセチルグルコサミンのアセチル基がはずれてグルコサミンになったものがキトサンになります。

キチンは、カニ・エビなどの甲殻類、イカの軟骨、カブトムシなどの昆虫類、菌類の細胞壁などに存在しています。これらの物質を脱灰、脱たんぱくすることでキチンが作られ、さらに脱アルカリ化するとキトサンが得られます。

このように調整されたキトサンも100%の純度ではなく、通常10〜20%のキチンを含んでいます。そのためにキチン・キトサンと呼ばれることが多くなっています。

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