2009年02月19日

キチン・キトサンの特性

これまでの研究で、次のようなキチン・キトサンの特性が明らかにされています。

1)キチン・キトサンは、生体内で酵素的に分解されます。
2)キチン・キトサンは、細胞へのなじみがいいとされています。
3)損傷を受けた生体内では、キチン・キトサンが特殊な細胞を誘発し、傷の修復を早めます。特に傷の癒合張力を増加させます。
4)キチン・キトサンは、血清成分の透過性が高くなっています。
5)キチン・キトサンは、血清タンパク質などの吸着能が大きくなっています。
6)キチン・キトサンは、抗原性が低くなっています。

このような特性を利用して、キチン・キトサンは人工皮膚や吸収性縫合糸として用いられています。

また、キチン・キトサンの中で、イカキトサン(β型キトサン)は生体への反応性が高くなっています。


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2008年05月02日

キチン・キトサンの生体適合性

人間の生体は、拒絶反応と呼ばれる作用を持っています。
これは、生体の中に異物が入ってきた時に、免疫的に取り除こうとする力です。
そのためキチン・キトサンにおいても、長期の実験によってその効果や副反応、拒絶反応の有無が確かめられてきました。

しかし、キチン・キトサンはもともと生体物質のため、生体に馴染みやすく、傷口の治癒促進効果(肉芽や上皮の細胞形成を促進)も持っています。

キチンから作られた手術用の縫合糸で内臓手術を行ったあと、抜糸をしなくても約半年で体内の酵素リゾチームによってキチン糸が消滅することや、サハリンで火傷を負った少年コンスタンチン君の皮膚のケロイド痕を、残すことなく治療できた人工皮膚など、身体組織にとって密接な適合をしていることがわかっています。これらの事から、キチン質の生体適合性が証明されていると思われます。

また、キチン・キトサンは、生体との馴染みやすさから、鎮痛・止血効果も確認されています。

化学合成された医薬品が、何らかの副作用を伴うのに比べ、キチン質は安全な物質と考えられます。

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2008年04月30日

キチン・キトサンの生体内での代謝

キチンは、キチナーゼやリゾチームによって分解されてアセチルグルコサミンになります。その後、解糖系でグルコーゲンへ転換し、TCAサイクルを通過してエネルギーを生成します。

一方キトサンは、キトナーゼで分解され、生じたグルコサミンは、キチンと同じ解糖系に組み込まれて代謝されます。

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2008年04月25日

キチン・キトサンの体内吸収のメカニズム

キチン・キトサンは、分子量100万以上の食物繊維で、腸管からは吸収されないと思われますが、ウサギを用いた実験で、40〜44%が吸収されることがわかっています。

キチン・キトサンの吸収のメカニズムは、腸内細菌や植物に含まれる分解酵素によって分解された後、腸管から吸収されると考えられます。

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2008年04月21日

キチン・キトサンの安全性

キチン・キトサンは各種安全性試験が行われ、安全性が確認されています。

1)変異原性
 Salmonella typhimurium TA100、同TA98を用い、キトサンの代謝活性を含む復帰変異原性について観察したところ、突然変異誘起性は陰性でした。

2)急性毒性
 OECDガイドラインNo.401に準拠し、ラット体重1kgに対し、キトサン2000mg 経口投与し、肉眼および顕微鏡による組織学的所見、体重変化、死亡数を観察したところ、10匹中1匹が投与24時間後に死亡しましたが、これは試料が肺に吸い込まれたためでした。他では変化がありませんでした。

3)亜急性毒性
 マウス体重1kgに対し、キトサン100mg、400mg、1000mgを、28日間経口投与し、体重変化、摂餌量変化、尿検査、血液学的検査を実施したところ、死亡例はありませんでした。解剖所見や組織重量に異常のみられたものは強制投与によるストレスのためでした。

4)慢性毒性
 マウス体重1kgに対し、キトサン50mg、200mg、500mgを6ヶ月間経口投与し、体重変化、摂餌量変化、尿検査、血液学的検査を実施したところ、死亡例はありませんでした。解剖所見や組織重量に異常のみられたものは被検物質の毒性によるものではありませんでした。

5)発熱性
 キトサン9gを生理食塩水270mlに加え、加熱抽出し、ウサギに耳静脈内投与(10ml/kg)したところ、発熱性物質は陰性でした。

6)溶血性
 キトサン9gを生理食塩水270mlに加え、加熱抽出し、ウサギ脱繊維血を添加(1%)したところ、37℃、24時間で溶血性は認められませんでした。

7)アレルギー
 ヒト20人にキトサンを30mg/日で2週間経口内服させたところ、薬診例、血管症状ともに陰性でした。

その他、パッチテストや皮膚刺激性などの試験でも、キトサンの毒性はほとんど認められませんでした。

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